花よりもなほ

6月3日(土) 「花よりもなほ」初日舞台挨拶@日劇ピカデリー1

【2部】
さて、2回目の舞台あいさつは、派手な演出もなく(当たり前)、舞台裾からさくさく登場の皆様。
えーと、もう順番とかどういう段取りだったかとかかなりの部分忘れてしまったので、思い出した順でよろしくです。

ごあいさつはさっきと同じ順番で。岡田さんがわざわざ言葉を変えるような気の利いた(?)ことが出来るわけもないので省略。ああ、今回も新太さんに出来を伺い、OKサインが出ると嬉しそうにしてました。困ったお子ぢゃ。りえちゃんはさすがに表現を変えてたなーと思いつつ、要は忘れました。
で、新太さん。さっきはパンフ宣伝でしたが、今回は入門DVDは買ってくれましたか〜?どこの回しもんだよ(もちろん映画の)。事前に予習の出来る素晴らしい内容になってます。もう見たという人は?(手を挙げる観客)あー結構いるんですね、ありがとうございます。まだの人は「復習」も出来ますので是非。(まさかナレーションは成功報酬な訳?)

キム兄。「今日は白いジャケットで行くからと昨日岡田くんにメール(!)したんですが・・・(准ちゃんの方をのぞき込む)・・・ちゃんと同じ、でもちょっとくすんだ色の(准ちゃんはもうちょっとベージュがかったジャケットでした)着てくれて、合わせてくれたんやねえ」ってあんたら二人で会話してんじゃねえっ!でも岡田さんがメール交換してるというのがちょとびっくりだす。

上島竜ちゃん。「撮影中、一度だけ全くセリフが用意されてなくて留吉と乙吉の二人でアドリブでと言われたシーンがあったんですが、もう真っ白になりまして。アドリブダメなんですよっほんとにっ!」。新太さんが「あれはほんとにひどかった、ぐだぐだとはまさにああいうことを言うんですな」とか茶々を入れたり。監督も「結局使わなかったんですが、DVDの特典に」(って入門DVDの「お前の知らない世界」だよね?)などと2部の舞台あいさつはかなりくだけてまいりましたよ(マスコミいないからって油断しとるな)。

千原兄は「今回はまだ見られる前ということですが、さっき見た人に尋ねたところ、なかなか評判いいらしいです>僕。」と自画自賛したり、寺島さんは、「先日舞台あいさつ(大阪だっけかな?)に行った時、間違えて女性専用車両に乗ってしまって、とても気まずい思いをしました。今日も前を見るとこんなにたくさんの女性に見られてて何だか同じ気持ちに・・・」となかなか不思議なコメントを。女性専用車両に寺島進という図は思い浮かべるとかなり笑えるものがありますな。

そんな面々のコメントを受けて原田さん、「もう、見て分かるでしょう?こんな立ってるだけで面白い人たちなんですよ。それが現場では更にメイクまでして来た日には・・・思い出しただけでも笑いが・・・(ほんとに笑っちゃってます)」なーんか幸せそうでしたよー。

是枝監督。「今回は見てる人たちから笑いが起きる。今までの僕の映画はそんなに笑うところが無かったんですけどね。笑ってもらえるって幸せなことなんだなと思いました。」

「撮影で苦労したことは?」と聞かれた岡田さん。
「井戸替えのシーンで(さっきのあいさつでネタバレはしないようにと誰か言ってたような・・・)キム兄が吊られるところがあるんですが、それが大変そうでした。」って自分のことちゃうやんとキム兄も司会の人も突っ込む。「自分のことじゃないんですけどね、大変そうだなーと」って最近人に振るという姑息な技を時々使うよね。
人に振って安心していたらしき岡田さん、「それで、岡田さんご自身の大変だったシーンは?」と再度聞かれて大慌て。(ザマミロ)
ここで間髪入れずキム兄が「岡田くんの大変だったシーンは、加瀬くんと、えーと詳しくは言えませんが、わーっと回されるところです!それが大変でした!」准ちゃん口ぱくぱく。さすがだキム兄。

そんな様子を二人の間で見て笑ってたりえちゃん、「では宮沢さんは?」に「あ?え?私!?」ほんともうぐだぐだです。
「大変だったシーン」に乙吉のシーンを紹介したりえちゃん、今ひとつのウケに「あれ?ダメだった?」と真っ赤になってます。か、可愛い。
「大変だったシーンは・・・無いです。あ、50人分のカレーを作るのは大変でした。」なんてとこで何とかクリア。

監督は、1回目と同じく「続編是非やりたいですね」なんてことをおっしゃってましたかね。
司会の方にも今回は随分とアットホームな感じになりましたねなんて言われつつ、2回目の舞台あいさつも終了。退場する時も新太さんは准ちゃんに向かってほらお前のファンとでも言ってるのか何やらちょっかい出したりはしゃいでいらっさいました。

おまけ。2回目の映画も終わり、友達とお茶してるところに時間遅れで(電源切ってたからね)届いたメール。
映画館と同じビルに勤める友達(カタギ)からだったんですが、
「エレベーターでのりあわしちゃった!オールキャスト。」むがーっ!!想像しただけで鼻血でそうですな。

6月3日(土) 「花よりもなほ」初日舞台挨拶@日劇ピカデリー1

おかげさまで1部2部とも入ることが出来ました。1部は2階(でもとても見やすい席)から舞台挨拶及び映画を堪能。2部は、えーとあの会場でこれ以上の席は無いという恐ろしい席に座らせていただきました。全ては友達のおかげ。MちゃんKちゃんありがとう〜。
取り急ぎ舞台挨拶ご報告をば。

【1部】
キャストの入場は上手側通路後方から。キャスト入場と共に場内には紙ふぶき。コンサートで銀テープが飛ぶ感じですな。音が大きくてちょっとびっくりしやした。2階席からも扇風機で飛ばしたりしてて大盤振る舞い、会場中まんべんなく飛んでたので正直2階からは通路歩くキャストなんて見えやしないくらい。あとで拾ってみたらば薄紙を桜の花びら型に切り抜いてあるものでございました。

髪を切った准ちゃん。前日のMステではお帽子でしたので、よく分からなかったんですが、可愛いじょこれは!相変わらず後ろがちょろっとハネてるあたりも准ちゃんらしい。ぎゃーかわええ〜かわええ〜と取り乱す私たち。そんな准ちゃんはりえちゃんと二人壇上でウロウロしていたり。あんたたち主役なんだからちゃんと真ん中にいなさいって。新太さんとも何やらこそこそ話したり、うっわー夢にまで見た図が今そこに!
てなことで、並びは下手から是枝監督、寺島進、千原靖史、田畑智子、古田新太、岡田准一、宮沢りえ、田中祥平、浅野忠信、木村祐一、上島竜兵、原田芳雄(敬称略) あ、前回と逆側から書いちった。

まずはそれぞれ一言ずつということでもちろん岡田さんから。
岡田さん:花びら相当降りましたけど、前の方の方はかぶってしまって大丈夫でしたかとか何とか。
あとは、だいたいいつも通りなんですが、喜びを表現するのにこれだけすごい人たちと同じ所に立っていて震えが来るくらいなんてことを言ってござりましたな。
フライの時もやってましたけど、映画どうでしたか?なんて聞いて、満場の拍手ににっこり。周りの方にも是非勧めてくださいなんて感じでした。 終わったあと、新太さんからOKサインが。レベル低くてすみませんな。

りえちゃん:大事に暖めてきた殻が割れる時を迎えられて嬉しいとかそんな表現をされてました。ものすごく大事なものだというのが伝わってきましたよ。で、最後はやっぱり皆さんまた見てくださいとか動員数稼ぎなことを。

新太さん:皆さんパンフレットは買ってくれましたか(宣伝ネタリレー)。各登場人物の頭にフキダシが描いてあるんですが、そこにうちの娘は「死ね」とか書き込んで素敵なパンフレットが更に素敵なものになりました。皆さんも是非やってみてください。(さすがだ、アロエちゃん)

田中祥平くん:撮影は楽しかったですなんてことを頑張って言い切りましたーって感じ。キム兄が田中くん関西弁丸出しやんかと突っ込み。関西弁使う人じゃないと気付かないくらいの程度だったと思うんですけどね。緊張していっぱいいっぱいって感じ。りえちゃんがよしよしって頭なでちゃうくらい、もー会場中から可愛い〜と声にならない悲鳴が聞こえましたわ。

田畑さん:自分でもとても大好きな作品です。出られて良かったです。智子ちゃんにも新太さんがしきりにちょっかい出してましたなあ。

浅野さん:僕は長屋の皆さんとはほとんど接点が無かったので・・・。と、長屋チームの仲の良さを目の当たりにして羨ましそうにしていらっしゃいまいした。
キム兄と顔が似てるということで・・・なんて言うのでキム兄が慌てたり(いや、実は私もこの二人が並んでるの見て似てるなあ何て思ってましたの。前回の舞台あいさつでそんな話が出てたことはすっかり忘れてましたが。)

千原さん:今回は映画終わったあとの舞台あいさつということなのでお聞きしたいんですが、僕どうでしたか?(会場の拍手に満足げ。キム兄にお前まんまの役やんけなんてことを言われてました)

木村さん:今日は会場に柳樂くんはいませんねとか何かそんなことを。今回それぞれ演じた役が実はそれぞれの祖先なんじゃないかと思うくらい馴染んでたなんてことをおっしゃってましたかね。

上島さん:いきなりカミカミで場内及び壇上爆笑。寺島さんなんて座り込んじゃったりして。ごあいさつ自体もいっぱいいっぱいな感じ。私がいかにアドリブ弱いかお分かりいただけたかととか。

寺島さん:寺坂吉右衛門役の寺島です。寺つながりでこの役をいただけたんではないかと。などとかなりグダグダな感じだったのがラブリー。

原田さん:これだけ個性的な面々をまとめる監督はかなり苦労なさったんじゃないかと思います。と楽しそうに。
とても「カラダのいい映画」になっていると思います。是非また見てください。(聞いたこと無い表現なんですが、映画界では一般的なんですかね?)

最後は是枝監督:岡田さんと同じく、と言ったら失礼すぎ(笑)ですが、基本的に雑誌インタビューで書かれてるのと同じことをおっしゃってたような。初耳じゃないことは覚えわらないのよ。(言い訳)

撮影中の思い出などたずねられた岡田さん、「キム兄のモノマネが・・・」って何だそりゃ。しかもおねだり目線にしっかり乗っちゃうキム兄。予習DVDでもちょろっとやってた土井勝先生の物真似で宗左の一シーンを解説。「これを岡田君がことあるごとに振ってくるの、どうですかー土井先生?いうてね、」だそうです。

撮影中の思い出としては、衣装のまま餃子を食べにいったりした、なんて岡田さん。出入り禁止な風体の人がほとんどかと思われるんですが・・・

「続編も出来るお話ですよね?」と振られた監督、「是非やりたいです。実は構想がありまして、まずはテレビドラマ化して、その後映画という順番で(笑)」ってそれはお向かいの映画館でやってるやつのことでしょうか。完全にジョークで言ってると思ったんですが、今日新聞記事をネットで見てたら結構本気に取ってる書き方がされててびっくりさ。過去の作風を見たって無いでしょうにね。

「その際には今と同じキャストで?」と聞かれ、答えに一瞬間が空いてしまった監督にキャスト総突っ込み(しかしあれはどういう間だったんだろう)。
「僕は出たくないです」と冗談で言ったものの、全くウけず、キム兄に「空気読めや」と言われる竜兵ちゃん。この空回りっぷりを皆に遊ばれてたんだろうなあ。そんなキム兄は、「撮影は出来れば夏がいいです、冬だったらちょっとお断りするかもしれません。」あの衣装じゃあねえ。冬は辛いわね。准ちゃんはもちろん是非!とキラキラしながら言うてました。

引き続き、フォトセッション。キャストは観客を背にして、壇上からカメラマンが取るという形なので後姿を拝む形。チラチラ見える准ちゃんの後ろ頭(ハネあり)が顔見えなくても可愛いー。キャストは2列に並ぶようなんですが、並び順の指定がされていなかったのかあーだーこーだうろうろするキャスト陣。前の列に座ってる准ちゃんも立ち上がっちゃったりして、いいからあんたは座ってなさい。係員から席表を取り上げていきなり仕切りだすキム兄には笑いました。後ろの列の新太さんや千原さんは時々客背へ振り向いて様子を伺ったり、新太さんなんて一度手を振ってくれるもんだから、そこだけはきゃーっ!とぶんぶん手を振り返した私たち。誰ファンや。新太さんは撮影の間も知らん顔して(ると思う)隣の田畑智子ちゃんの頭に角生やしたり遊びまくりでした。まさか新聞そんな写真になってたんじゃないだろうねえ。

今日の新太さんはサングラスにアロハみたいな派手な柄の上着、足も草履履きといつものヤクザなスタイルだったんですが、寺島さんも和柄の派手めなシャツを着ていて、なかなかカタギじゃない風体。段から降りるときか、最後の時だったか忘れましたが、この二人に准ちゃんが挟まれて歩くことがありまして、どう見ても若ボンをお守りして歩く構成員でしたわ。次の映画はそういうのでもいいよん♪

てなことで、1部で時間が尽きちゃった。2部はまた明日。嘘つきでごめんなさい〜>一部お知らせした方々。

2月9日(木) 「花よりもなほ」完成披露試写会@日劇ピカデリー2

並びは向かって右から是枝監督、原田芳雄、千原靖史、上島竜兵、宮沢りえ、岡田准一、香川照之、田畑智子、木村祐一、加瀬亮(敬称略)

まずは順番にごあいさつ。
岡田さん:是枝監督の今までの作は台本なしと聞いていて、どうなることやらとドキドキしていたんですが、今回は台本があって安心して入れました。(そう今までのって役者にどういう話が教えないで状況からセリフを引き出したり、片方の役者にだけセリフを教えて相手の反応を見るとか、そんな作り方をされてたそうですね。岡田さん向きじゃないなあ〜と勝手に心配してたのよね。)
あとは通りいっぺんのことを。素晴らしいキャストとスタッフの皆さんの作品に加われて幸せ、とかそんな感じだったかと。

宮沢りえさん:是枝監督の映画に出られるということで、ワクワクして臨みました。物語の登場人物と、実際の役者さんがあまりに違和感なくて、楽しく過ごせました。ヒーローが一人もいなくて、でもとてもステキな人たちばかりのお話だとか。

香川照之さん:長屋暮らしということで、心ゆくまで泥だらけになれて楽しかった。自分はまだ見ていなくて、今日初めて見るのですが、きっといいものになっているかと。これもし白黒で撮ってたら黒沢映画のような重厚な感じになったんじゃないかなとか。

田畑智子さん:やっぱり手足を泥だらけにして楽しくやれたとか。

加瀬亮さん:是非見てくださいくらい、ほんの一言だった。

原田芳雄さん:是枝監督のおかげで非常に栄養豊かな映画になっていると思います。(分かるようで分からない発言?)

上島竜兵さん:声をかけていただけてとても嬉しかったです。ほんとにいい映画になってると思うので・・・(ひたすら真面目に早口で この時の准ちゃんとりえちゃんが顔見あわせてくすくすおかしそーにしてるのが可愛くてのう)

千原靖史さん:町人役ということで、セットの一部みたいな感じでしたとか。

木村祐一さん:皆さんおっしゃってますが、僕が一番全身塗る役でしたので、毎日塗って毎日落とすのが大変だったとか。今日はいらしてませんが、浅野忠信さん、僕の家族の中では似ているということになっているんですが、撮影終わったあとに山手通りでバッタリお会いしたのが昨日のことのように・・・とか。語れと言われれば4時間でも5時間でも語りますよ(おいおい)。そこへ、いちいち上島竜ちゃんが茶々入れてくるので、それに対してここはあなた合いの手入れてくれなくていいんですよ、ちょっと自分とこがイマイチやったからって挽回しようとか、などとあわや二人のコーナーに。撮影以外の思い出というとひたすら酒ですねとか。(新太さんもいたしなあ。そりゃあ溺れてそうだわな)

役者あいさつが終わり、次は監督、の前に「岡田さんに撮影時の思い出などお聞きしましょう」
ところがここの准ちゃんたら、岡田さんって誰?くらいの勢いでキョロキョロしてたり。お前やー。
「えーと、そうですねえ、クランクアップの時上島さんが泣いてたこととか。」(なんと、人の話をするという姑息な技を)
「香川さんだって泣いてました」と子供じみた言い訳(?)をする竜ちゃん。
「それだけキャストにも愛されてる現場だったんだなと」(ますます姑息な技を)

随分楽しそうですが、そうは言っても是枝監督のこれはきつかった〜こととかありませんかと更に聞く進行役
「えー?・・・(香川さんに向かって)何かありますか?」
聞かれてるの君だから、と呆れ顔の香川さん。すみません、こんな奴で。あーでもこの辺の甘ったれた顔も可愛かくてファンとしてはおいしかったのよ。
「酒ん時いっつも言ってたじゃないか」と茶々を入れだす上島さん。
「え?何?言ってない」とうろたえる准ちゃん。
キム兄やんも「これえだ〜やらこのわた〜やら」とノリノリで参加。ほほ〜う、こういう現場だったのか。
「言ってませんから。個人的なことを言わせてもらうと、監督とはとても感性が似ているというか、あわせてもらってたんだと思いますが、自分としては全く違和感なく、気持ちよくやらせてもらいました」とまあ無難にまとめた岡田さんでした。

で、是枝監督。
「(去年の)4月から6月にかけて撮りまして、でその後しばらく寝かせておいたもので、そうするとまた手を加えたくなっちゃうんですよ。そんなことで、最終的に完成したのは、実は昨日です。なので今日はその出来立てほやほやを見ていただきます。」世界最速?(笑)
あとは何だっけか、楽しくやらせてもらいました、みたいなことをおっしゃってたかと。

この前のキャッツの時は同年代の男の子たちの集まり〜てな感じ(どんなや)だったんですが、さすがに今回はおすましモード。でもくせのあるおっさんたちに案外可愛がられていたようねーなんてうかがわれて、確かに楽しく充実した時を過ごせたんだろうなと。りえちゃんとも仲良しさんだったし。
しかしりえちゃん、恐ろしいくらい綺麗だったー。実は准ちゃんを見るのと同じくらいの割合でりえちゃんに目がいってしまった。キネ旬の香川さん連載で、りえちゃんが現場入りしたときの男性陣のそわそわっぷりが書かれていた記憶がありますが、そらもう掃き溜めに鶴ってこういうことって感じだったんでしょうねえ。田畑智子ちゃんもとってもとっても可愛かった〜。目の保養をさせていただきました〜。ほわわん。

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