とりあえず先にお断り。岡田さん一人ではどーしてもキャッツのぶっさんと言うよりは准ちゃーん視線ですので。ちょっと見苦しくファンモードレポだけど許してね。そんなことをいちいち断らなきゃなんない(と思う)のもまたキャッツということで。
壇上には椅子が4脚。岡田さんと磯Pと金子さんと井原さんね♪豊洲にも行った友達によると豊洲には磯山さんがいらっしゃらなかったようで。それは〜ボケしかいないじゃん。井原さんさぞかし大変だったんでは。
まずは井原さんが壇上に登場。最初に携帯切ってね〜とか注意事項を。キャッツの人たちは今までもずっと大丈夫でしたけどなんてリップサービスもあり。
「おかげさまで木更津キャッツアイワールドシリーズ、100万人突破しました。日本シリーズの時は12週かかったのを今回は何と4週で達成しました。これも皆さんのように見に来てくださるファンのおかげ。きっと何回も見られてる方も・・・その辺は後でまた壇上の人たちがいじると思いますので。この調子でお正月過ぎてもまだまだ頑張りますので」とかそんな感じでかるーく。シネマライズで井原さん仕切りってあ〜キャッツだな〜って感じ。私まだ前売り残ってるんでよろしく頼んますよ。
てなことで、ゲストの皆さま登場。准ちゃん登場にきゃーがいつもよりおとなしめな気がしたのは、遅い時間で客の年齢層が若干高めだからかなあと思ったり。
准ちゃんは私服〜でしょうかねえ。キャスケットにレザージャケット、穴あきというほどではないけど加工の入ったジーンズ(かな?) ただでさえ映画館ってあんまり明るくないのに帽子で顔がかげっちゃって見えないじゃんよう。でも礼するときとか帽子取るしぐさがそれはそれで可愛い〜(バカ)。磯山さんも金子さんもいかにも私服〜といった感じ。舞台左から金子さん、ぶっさん、磯P、井原さんの順です。
着席の前に一言ずつごあいさつ。
まずはぶっさん(井原さんはキャッツは皆役名で呼んでくれるので嬉しい)
「100万人突破ということで、今日もこんなにお集まりいただきありがとうございます。(会場を見回して)さっきの豊洲にもいらしてた方いらっしゃいますね。そんなに好きですか。」とか。
「今日はトークショーということなのでがんばりたいと思います。」ほほ〜頑張るのか。
「あと、この後映画なんですけど、ちゃんと最後まで見てくださいね。」ことキャッツに関してはこだわるよなあ。
続いて金子監督
やっぱり「100万人突破ありがとうございます」から。「興収15億ってこんなに儲かって嬉しい」とか何故か守銭奴モード(?)で。
「僕、磯山さんに今が人生で一番の時って言い続けてるんですけど、やっぱり今が一番だと思います。」
このとき、金子さんの後ろで物音が。岡田さん、その場で立ってりゃいいのにわざわざ後ろに下がろうとして椅子にぶつかった模様。それでも椅子と椅子の間に無理やり入り込む。どーしていつもそう後ろへ後ろへなんだよ。
磯山さん
「たくさんの方に見ていただきありがとうございます。私事ですが、先日法事がありまして」めちゃくちゃ私事じゃないか〜っと3人総ツッコミ。
「私、姉がいるんですが、その姉が映画どうなのって言うのでおかげさまでヒットしてる旨を話したら、『よかったわねえ、正直ドラマの2話の頃は妹が作ったドラマじゃなかったらとても見られたもんじゃないと思ってた』と言われまして、そんなこと考えてたんだーと思いました」
この辺で、何故か磯Pの顔をのぞきこむ准ちゃん。何故そこで見つめあう〜?
ぶっさん「泣いてんのかなーと思って」泣く話かよ。
ごあいさつ済んで一同着席。それまでも帽子かぶったり取ったり落ち着かなかった岡田さん。ようやく帽子はとることにしたらしい。客席、思わずきゃー。
驚く井原さん。「あ、帽子とったのね」と納得された模様。
帽子を椅子の下に置くか自分の背中に置くかとごそごそしたりてなあたりがもーいかにもじゅんこでさあ。かわええ〜ようもう。
井原さん「今回は上映前ということで・・・ってここに来るような人はもう見てるか。ちなみこれが初めてという人〜?」
・・・・1階にはいないみたいですねえと壇上の人たち。2階は〜あー2階にはほんの数人いたのかな?
「何回見たとかもう聞いたの〜?」と金子さん。聞きたくてしょうがないらしい様子が可愛らしいなあ。
じゃあオークションやりますかと井原さん。しょーがねえなあって感じで(笑)。
1回、2回、3回・・・(ちなみに自分そろそろ何回見たのかすぐにはわかんなくなってきました。)しまいにゃ25回とか言う人が出てきました。す、すげっ!
壇上の4人もびっくり。「チャンピオン!」と何故か両手をあげる准ちゃん(なんだそりゃ)。
念のため、25回以上はいませんか?と井原さんが聞くもさすがにいなくてもっかい「チャンピオン!」ポーズ。なーんか今日の岡田さんは何か悪いもんでも食ってきた?ってくらいオカシイんですけど。
「では、見てない人のために、見どころを」とぶっさんに振る井原さん。
ほんの数人の初めて見る人の為に、ネタバレを避けようとする4人てば。公開からもう1ヶ月たってるというのにどうしても素で見て欲しいと思うあたり、しかもそれが4人とも一致してるところが良いなあ。
「見どころ〜?え〜?何を言えばいいんだろう。最後の作品ですので、これ以上は無いものと思って作りました」とかしどろもどろに。全然見どころの話じゃないじゃん。
しまいにゃ「どこですかねえ?」と金子さんに聞く准ちゃん。
「僕は見どころはって聞かれたら全部って言います。」キャッツについてはほんとに胸張ってるよなあ金子さん。
「だいたいそういう時は僕を見てくださいって言うんだよ。」うはは、岡田さんには絶対無い言葉だ〜。
「じゃ、じゃあ、僕を見てください」じゃあって何だよ。
井原さん「木更津キャッツアイはこのたび木更津市民栄誉賞を受賞されましたよね。今回は磯山さんもいらしてるのでその辺の話を」
磯P「木更津市にはもうほんとにお世話になりまして。もうこっちが表彰したいくらいですよね。」ここまではまあ普通。
「ドラマの頃の木更津市長さんは脱税で捕まっちゃいまして。」わーそんなことあったなあ。
「私ら一応始まる前にごあいさつに行ったんですよ。ドラマでは美礼先生の自宅として使わせていただいたお宅のお隣が市長さんのお家で、ああ確かになあって(わー確かにあの辺すごい家ばっかじゃんって言うかどこまでぶっちゃけるつもりなんだ磯P)」
「確か7話を撮ってる頃だっけ、捕まったんですよね。(「もうちょっと前、美礼先生にボール渡した頃」と突っ込む准ちゃん。4話の頃すか?)その話を聞いた頃ちょうど視聴率もどん底の頃で、市長は捕まるわ、視聴率も悪いは木更津ダメダメじゃん」などと全然栄誉賞の話どころかって展開なんですけども。
「その元市長さんの家のそばに公園がありまして(はいはいあそこね、とすぐ頭に浮かぶ私たちもどうよってとこですが)、あそこでサンマ焼いたことがありましたね。すごい煙が出てご近所から苦情が来るんではとヒヤヒヤしたり・・・」ますます脱線気味です。
気を取り直して(?)金子さん
「木更津キャッツアイは、ひどい映画で。頼めることはファンに頼めということで。
だいたいひどいですよね。朝6時に集合させて寒い中に延々立たせるは携帯切れートイレ行くなー弁当も無し、挙句に球場の整備はさせるわ、それでロクなお礼もしないで。ほんとすみませんでした。この中でエキストラに来てくださった方いらっしゃいますか?」
何人か手を上げる人。「おお〜いるんだ〜」といきなり後ろから声。私たち最後列だったんですが、後ろにはキャッツスタッフが何人か見ていた模様。うわーん誰〜っ?ものすごーく後ろ振り向きたかったっす。見たところでわかんない可能性のが高いんですけどもさ。日本シリーズの時のこともあるからさ(笑)。
「球場整備してくれた人は?あの徹夜のとき?ではないんだ?」とか金子さん直で話しちゃってます。その辺の話は、某氏から伺ってまして、正直エキストラ参加よりそっちの方が断然羨ましかったっす。この場に某氏がいらしたらよかったのになあ。
「モンゴルだったら暴動起きますよ」と突然入ってくる岡田さん。何事!?
「モンゴルでロケをやった映画で、水を飲ませろってエキストラの人たちが騒ぎ出して・・・」なんか語り始めたぞ。
「で、水を積んだトラックがようやく入ってきたとき、それに人が寄こせーっと走ってく様子が、これは良い絵だーって監督が大喜びで撮ってたって」てな話のようで。
「それゴミンゴの時にやればよかったなあ」と金子さん。「出来ないけどね」当たり前じゃ。
映画のタイトル名まで言いそうになって慌てて止める井原さんがおかしかったっす。あたいと同じお名前(本家ですからっ)が出ている映画ですわな。
「撮影中の面白話とか紹介してください」と振られた准ちゃん。じゅんこがそんなツボを覚えてるわけないじゃーん(一応ファン)。
ということで、何か言ったっけな。左右になんかあったっけ?と聞いてただけのような・・・。
で、磯Pが。
「準備稿を持ってったとき、ぶっさんに俺の出番もっと少なくていいんじゃない?って言われてちょっとショックだった」と。
「最初のー、ああこれ言っちゃいけないんだ、とにかく最初の方のシーンについてですね、これ無い方がいいんじゃないって言うんですよ。何を考えてんだと思いましたね。」
これに対して岡田さん懸命に反論。
「だって、ワールドシリーズはバンビ目線のお話で。キャッツがどうやって大人になっていくかを描く物語な訳で。あーもうぶっちゃけますけどー、俺もう死んでますからっ!だからあんまり出ちゃいけないかと思って。そもそも普通だったら主人公はバンビで、友達が死ぬって話ですよね。ぶっさんはちょっとおかしい人で。(「最初死ぬのはバンビって話もあったよねー」と磯P) それが主人公が死ぬ話で。今回はやっと普通に戻って友達を亡くしたバンビとマスターとアニと、うっちーはまあいいや(うっちーの立場は(笑))、が大人になる話なんですよ。木更津キャッツアイってリアルなところがよかったと思うんです。本当に木更津のその辺にいるような男の子たちの話で、でも本当に大人になっちゃうとあの頃は良かったなあってでも明日仕事早いから今日はもうとかってつまんないし・・・(わーぐるぐる回りだしたぞ)。なのでもう死んじゃってる人が出てくるのは回想くらいでバンビたちの話にした方がいいって言ったんです」(すみません、准ちゃんのあまりにとりとめのない話を再現するのは不可能でした。)
「あいかわらずオチのない話だなあ。」わー磯Pバッサリ。最高!
「そんなのつまんないじゃんって一蹴しました。だいたいさ、こっちがどうやって出そうかって苦心して作った話をあっさりいらないんじゃないって」
「ひどいよねえ」と金子さんも同調。「岡田くんは監督目線なんだよねえ」とか。
「磯山さんにはいっつもけなされてばっかり。エロスが無いとか・・・」
「それはキャッツ以外の現場じゃない?」
「いーえ、キャッツでした」
「言ったっけ、そんなこと〜?岡田さんはいい役者さんだけど、正直すぎるというか、もうちょっと危険な香りが欲しいなあ、そしたら更に先に行けるのに〜なんてことでしたっけ?」それは大賛成だー磯P!
「危険な香りってどういうことなんでしょうねえ?」と金子さんに尋ねる准ちゃん
「日曜大工しないってことだよ」きゃーすてきー!
金子×磯山対談だと、金子さんが磯Pに一方的にやられる構図ですが、今日はさらにその下をいくボケがいますからね、金子さんもナイスツッコミを。
そう言えば、さっきの准ちゃんのよくわかんない発言の中でぶっさんの登場について何故かゴミンゴを持ち出したりなんてことがありまして、金子さん「ゴミンゴみたいに出たかったの?」ダメだ、想像するだけで笑えるわ。
そんなこんなで井原さん、「今日のトークショーは予定20分ってことだったんですが・・・。ああもう超えてますね。」
ということで最後に一言ずつ。
磯山さん
「皆さん、今まで応援してくださってありがとうございます。これからまた同じように愛していただける作品を作っていきたいと思います。そのときはまた岡田さんにご一緒していただけると嬉しいです。そして、木更津のことも忘れないでください。」忘れるわけないじゃん。
金子さん
「実はさっきの豊洲の舞台あいさつで、岡田くんが陰で僕のことをラストエンペラーと呼んでいたということが発覚しまして、それが僕もうとってもショックで頭がいっぱいで・・・。」
「あれは僕だけじゃなくてキャッツ皆で言ってたんですよー」と反論准ちゃん。
「でも名づけたのは絶対この人だと思います!」と金子さん。何この仲良しさんぷりはっ。
「木更津キャッツアイは、僕の中で間違いなく一番の作品です。この先これを超えて行かなときゃとも思っています。」
あと、キャッツにばいばい言えない人はそれでもいいので仲良くつきあっていってくださいみたいなこともおっしゃっていたかと。
で、ぶっさん。
「キャッツには僕たちの5年間の思いが詰まっています。キャッツはやはり金子さんしか、ラストエンペラーしか、・・・すみませんもう言いません。日本シリーズの時に監督がかぶってらした帽子がラストエンペラーみたいって話してたんです。金子さんしか撮れないと思いますし。
キャッツの現場ってほんと皆ノイローゼになっちゃうくらい、ノイローゼはちょっと違いますけど(要は体壊すくらいってことが言いたかったんでは)、皆が思い入れててすごい現場だったんです。そんな磯山さんの作品に関われたことはとても幸せなことですし、オリジナルの作品がこれだけ世の中に受け入れられるというのは、業界的にも珍しいことなんですよ、そんな作品に関われてとても光栄です。」
えーとね、まだもうちょっとおんなじことをぐるぐる話してましたよ、もう疲れたから書かねえけど。
最後はにゃーとかやりながら帰って行かれました。最後のあいさつの中で「生んでくれてありがとう」なんてことを准ちゃんがおっさっていたのだけども、それはこっちのセリフだーと心の中で叫んでおきました。
今日の衣装がもうキャッツじゃないのとかも含め、目の前にいるのは岡田准一であって、ぶっさんではありませんでした。それは金子さんにしても磯Pにしてもそう。誰よりもキャッツを愛していて、キャッツに関わっていた人たち。でも彼らの使命は既にもっと先にあるんだよなあ。その出発の場にいさせてもらったような気がします。そんな彼らをこれからも見て行けるのは幸せなことだよなあ。