木更津キャッツアイ煩悩記録

毎日毎日キャッツのことを考えて暮らした3ヶ月間。ほんとに楽しかった。ありがとう!

CAST:ぶっさん…岡田准一、バンビ…桜井翔、 うっちー…岡田義徳、 マスター…佐藤隆太、 アニ…塚本高史、モー子…酒井若菜
猫田…阿部サダヲ、 山口先輩…山口智充、 オジー…古田新太、 ローズ…森下愛子、 田渕公助…小日向文世、 美礼先生…薬師丸ひろ子

STAFF:脚本…宮藤官九郎、 プロデューサー…磯山晶、 演出…金子文紀、片山修、 宮藤官九郎、音楽プロデューサー…志田博英、
音楽…中西匡、  主題歌…嵐『a day in our life』(J・storm)

1月18日(金) 1回!

さてさて、待ちに待った岡田さん主演ドラマ「木更津キャッツアイ」ですぜ。
予告の端々を見るに、どうも今までのドラマの岡田さんのイメージとはかなりかけ離れているらしい。主演ってだけで大騒ぎなのに、脚本はクドカン様。いやー嬉しい。いやー心配。もう大変です。
・・・と騒いでいる間に1月も半ば、いよいよの初回です。ぱふぱふ〜♪
しょっぱなは、番宣番組でも流れたぶっさん(気が付けばこのあだ名も違和感なくなっちゃった)ナレーションによるメンバー紹介から。岡田のナレーションってのは、「オヤジぃ。」の名シーン以来もう大好き。(姿は出て来ないにも関らず、正くんの声聞きたさに何回見たことか)でも、今回は何だか雰囲気違いますよ。かなりヤンキー入ってますよ。これが准ちゃんの言葉?って感じですよ。テンポよくメンバー紹介してくあたりもなかなかですよ。全編このテンポのままガーッっと一気に最後まで。いやー楽しかった。ということでところどころツボなど拾ってみましょう。

このドラマ、何がいいって、5人が全然良い子じゃなくて、でも不良ってほどでもなくて、ダラダラ日々をすごしているだけの子達ってなとこ。皆ただのお人よしなおバカさんみたい。お父さんが息子を君付けで呼ぶのはちょっと意外。これも何か言われがあるのかねえ。バンビのママがフトシくんって言うのは分かる気がするけどね。ちなみに「モノマネ教室」はアドリブなのかと思ったけど(准ちゃんの反応を楽しみにしてたみたいな感じだったので)、後で直前の番宣見たら小日向さんの紹介のとこで言ってたから、ちゃんと設定であったようで。
ビール♪のシーンのアホヅラったらなかったですね。アニと顔見合わせてのアゴ落とすのもよかったけど、金髪って言われて足が止まったときの方がアホっぽくてよかったわ。噂の岡田さん喫煙シーンには、私はあまり感慨もなく、ごくふつーに吸ってたように見えました。
セリフのかけあいがとても楽しかったのが、別の呼び名決めるとこ。ああ、もうちょっと野球が分かれば更に楽しいんだろうな。とは言えクドカンさん同世代だからか、とりあえず知ってる名前ばっかり出てくるし。ぷぷ。そう言えば「衣笠定食」「猿?」は、分かる自分もイヤだが、若い子は分かるもんなのかしら。でも鯉って随分高いもん使ってんぢゃないの。小鹿も笑っちゃった。それが罵り言葉かい。(場面前後してすまん)
本編に入ったら、今まで予告でちゃんと聞き取れなかったセリフが何故か急に聞こえるようになったのは気のせいかしら。円陣組むとこなんて何度も見てるのに「きさらづー」「きゃっつ」「にゃー」「きゃっつ」「にゃー」って気付きませなんだ。何てバカなの。泥棒に入られた猫田が「○○と○○と○○が無いーっ」と叫ぶとこも、何度見てもわかんなかったのに今日は、「BUBUKA、べっぴん、ザ・ベストの1月号」ってちゃんと聞こえたし。(分かるなそんなもん)先にエロ本持ってきたって言ってるからだろうね。
討ち入り・・・じゃなくて、キャッツアイシーン(どんなや)。「ぜんっぜんちげーよ!」ってセリフが冒頭でも言った普段の岡田さんの中には無い言葉に思えて何だかドキドキしましたよ。(予告で初めて見た、野球狂の詩でバンビに「じゃ、帰れよ」って言うとことかね)
でもって1回裏、ウッチー大逆転の回。表があれば裏があるのに気が付かなんだとは大ボケだわー。美礼先生自作の爆弾で、運動場にぽっかり穴が開いたとこは、漂流教室のパロ?(初回の最後の方だけ見ました)と笑ってしまった。そんなはずは無いか。オープンカーを土中に埋める荒業。もうほんとバカ。
でもって、いよいよのぶっさん自分のガンをメンバーに告知する場面。岡田さん入魂のシーンだというのは大変よく分かるのだけど、ちょっとやっちゃったかなーてな気が。ここだけちょっといつもの岡田入っちゃったような。難しいけどね。きっと周りの人達に言われてる通り、台本ほんと読み込んで、考えに考えて演技したんだろうね。でもここだけ「ぶっさん」じゃなくて「演技するオカダ」に見えてしまった。ごめんね。あまりにも岡田さんのドラマを繰り返しみちゃったからだと思うのよ。今回初めて岡田准一の芝居を見た人にはどう映ったんだろう。アニの「バカだから空気読めねえ」には笑いました。それは普段の岡田のことでわ?(私はほんとにファンなのか?)

まだ、キャッツの他の子のこととか、准ちゃんのこの表情がよかったのーとか言いたいことはたくさんあるけど、とりあえず、1回めはこれにて。来週までに一体何回見ることになるんだろう。(2002/01/19up)

1月25日(金) 2回!

今回は、山口先輩の無くなったピストルを探せの巻。相変わらず、鍵を握るのはウッチーということで。ウッチーおいしいなあ。
美礼先生とのデートシーンの「それもっかい言ってください」「言わないんだ」でかわいーと悶え、内緒でキャッツアイユニフォーム揃えてたことにすねるぶっさんのお子様っぷりに転げ、体力使う番組だぜ。まったく。
「お前らに心配されるくらいなら」のセリフ。こういうのは岡田さんほんと上手いと思う。その後の「なんかめんどくせーな」というアニとマスターのセリフがきくのよね。
モー子の「めー」はつい笑っちゃうし。ちゅーされても全然表情変えないぶっさんてのもかえってモー子かわいーって思えるし。でもって何よりセックスピストルズですよ、アナーキーですよ。クドカンちゃん、ほんとにミミセン見ててくれたのねー。ありがとう〜♪このドラマ、着メロもさりげに変なもん使ってて楽しい。ナウシカといい、初回は犬のおまわりさんもなかったっけ、で猫田の着メロは宮崎モノぢゃなくて、あれはレインボーマンですか。(ちょっと自信無し)
古田&山口の高校球児シーンは、流石に気持ち悪くて。あんな腹の出た高校生がいるかーっ(爆笑)ネタが堀ちえみってのはリアル過ぎます。でも全編通じて古田さんたら年齢不詳の可愛らしさでしたわね。かばん追っかけるわんこなとことか。
ホームベースで眠っちゃううっちーを起こす手が岡田の物だと言うことに気付かなかったのはかなり悔しかった。もうちょっと指まで見せてくれれば絶対に間違えないのに。
きたろう(IWGPではサダヲちゃんと上司部下の関係だったのにね)を山口の事務所に連れてくのに、キャッツ君たちはわざわざ一旦着替えたんでしょか。まあ、お揃いの姿で行ったら怪しまれるしね。タコを見て、ぶっさんがもんのすごーく腰が引けてたのは、役なのか地なのか。間違いなく一番うろたえてたんですけど。マグロの目の次は生のタコもだめかい?タコしゃぶはマスターがさばいたのかな。
5人で写真撮るとこは泣けましたね。最後の方であの写真が出てきたら本当に泣いちゃうかも。そしてロシアンルーレット。ここは、ファンの贔屓目引き倒しなのでねー。でもこれは岡田の為に岡田のぶっさんだからこそ作られたシーンだと思うわ。
来週もまたバカなシーン続出のようで。このハイテンションのままぶっ飛ばして欲しいな。 (2002/01/25up)

2月1日(金) 3回!

アニの借金大作戦(謎)の巻。
のっけのぶっさんのかなり無理のあるハイテンションがちょっと痛かったり。映画館のおやじにビデオで見ろと言われた時、ぶっさんはそれまで待てないんだようと思ってしまったのだけど、ビデオにならない作品だったんすね。幻の名作っつーのは得てして闇に葬りたい作品なんじゃないかね。
バンビがポケットからペットボトルほいって渡して、ぶっさんがもはや慣れた手つきで薬飲むとこ、コンビネーションよくなったなあと思いました。今回は、ぶっさんバンビのボケなんだかつっこみなんだか分からないやりとりが楽しかったですね。ぶっさんが変な言葉使いして、すかさずそれを正すバンビとか、だせえ着メロと言ったバンビの着メロもアナーキー、てなとことか。しかし法の目を「買いかぶったり」、「マジンガー」トークで女の子口説いてみたり、クドカン遊びまくりやん。
今回は公助くんとのやりとりも増えましたね。お小遣いねだる甘えっこモードな顔の可愛いこと可愛いこと。でも21にもなって無職でダラダラしてる息子に甘えられてもねえ。ぶっさんは似てねえって言ってましたが、鼻の高いとことか、案外似てるかもよ。岡田のことだから、絶対父ちゃんのしぐさ取り入れてるし。その前に息子の物まねする父親にやられましたけど。3月に小日向さんの芝居に行く予定なの。楽しみだわ〜。
そして、アニからなにげに息子の病気のことを聞いてしまった公助くん。どんな表情をしていたのかしら。和田アキ子は反則だと思いますです。映画見て感涙にむせぶぶっさんはうそくせーけど、パパの歌聞いてうるうるしちゃうとこはほんもの。鼻赤くしてるし。
さて、本日のツボネタ。大回転魔球が出てくるくらいならエビ投げハイジャンプとか分身魔球とか・・・ってと思ったけど、映像的に出来そうなのは大回転だけやね。オジーだし。そういやあの映画も、侍ジャイアンツテイストやね。どうせならやっぱりマウンド上で死んでくんなきゃ。ぶっさんの枕元に「タッチ」が揃ってるのはお約束ですわね。
2回もうっちーのちゅーシーンがあるとは思わんかったぜい。初回でぶっさんは、バンビのことをどーてーと茶化してましたが、ぶっさんも大して変わんないんでしょうね。何せ東京行ったことないし。その点うっちーは、どんくさそうに見えるけど、着てるものは一番おしゃれだし、済ますことはしっかり済ませているらしいし、ますます謎な人ですな。
随分早く裏の回が出てきちゃってどうすんのかしらと思ってたら再び3回裏ってーのは笑いました。早くも荒技に出たわね。
バケツ開けたときの「何だツ(チ)ミは?」と言うのは木更津なまりなんでしょうか。
ちなみに写真展で見たアニの写真で猫ヒゲに見えたのは、今日の傷でしたわ。
でもって、小峰からの電話を切り、顔を上げたぶっさんの表情ったら〜っ!無駄なくらい男前だわ〜っ。色んな表情を見せたいとご本人もおっしゃってますが、ほんと、くるくる顔が変わりますな、ぶっさんは。でも、あれはどう考えても犯罪だと思うのだけど。初回の車売っぱらっちゃうのもね。
来週予告は、不気味に似合っている山猫コンビにやられました。ひゃひゃ。(2002/02/02 updated)

2月8日(金) 4回!

この回放映時、どーも体調が悪くて感想書きそびれてたんですが、キャッツが終ってからこの方、実は一番回数見たのはこの回に違いない。ロケの都合上とは言え、右向けばお天気が変わってたり、どー考えてもその道とその道はつながらんだろうというような位置関係とか、結構雑な作りが今になってみると面白かったり。何せゲストのケイちゃん含め、皆とーぼけてて何度見ても同じとこで笑い、同じとこでハラハラ(?)する回。やっさいもっさい〜♪も鉄腕DASH以来おなじみだし。(木更津ケーブルテレビのTOKIQは皆さんお元気なのかしら。チビッコ松岡なんてもう小学校高学年くらい?)

オジーのマクベス長台詞。これは、時事ネタ(笑)。同時期に古田さん舞台でマクベスやってたからね。この場面を見ると舞台の尾瀬の幕兵衛も引き続き思い出せる、芝居ファンにはかなりたまらんとこです。で、おっぱい♪だもんな。
オジーネタは、他にもやっさいもっさいの説明のとことか。頭に「説明しよう!」とは付かなかったけど、これはタイムボカンだよねえ?

うっちーとミー子が付き合ってます宣言してみたり、モー子の目がよーやくバンビの方に向きかけたり、美礼先生はとりあえず落ちるとこまで落ちてみたり、ターニングポイント一歩手前、嵐の前の静けさ、だけど、色々動き始めてる回ですな。
でも、結局のところぶっさんがミスターに応募したのは何でだったのかな。「最後の親孝行」の意識は少しはあったかもしれないけど、もっとみーはーな理由が1番だったんだとは思うんだけど。1年間ミスター木更津として、のところで「オレだめじゃん」としれっと言うところはこの後の展開を思うと、まだ死が現実のものになってないぶっさんのセリフとしては最後だったなと。

むー、今更感想書こうと思うと難しいねえ。この回だけ欠番なのもヤだなと思ったんですが、書かない方がよかったかも。(6/9UP)

2月15日(金) 5回!

あっという間に折り返しの回。話もどんどん訳わかんなくなってますぜ。
ぶっさんの神様、哀川翔登場の回。先週の予告で、ぜってーぶっさんの葬式行かないってバンビのセリフ。まさかあんなギャグだとは。21歳の恋愛とはとても思えないオクテなバンビに思わず拍手しちゃったバンザイシーン。可愛いねえ。
ぶっさんの哀川翔崇拝ぶりは、どーもウソくさくていかんですね。あとの子達は、それはそれでファンタジーって感じで笑えるんですが、ぶっさんだけは、オカダな面が強くてどうも・・・。鼻水垂らすまでに感激させちゃうのがいかんのでしょうか。その不自然さも演出の計算の内かもしれんが。カラオケ動かせ〜っはよかったけどもね。
今回もオジーの可愛さ爆発。キャッツの連中の野球に混ぜてもらってうれしそーなオジー。はにかむような笑顔。もー、あんなおっさんなのに、なんつー可愛いんじゃ。木更津の人々が皆オジーに優しい目を向けてるのがこのドラマのいいとこだけど、誰から見ても愛されてしかるべき存在に映るのは古田新太の実力なんでしょうねえ。しかし、今回、記憶喪失の裏側も垣間見られたり。タッチネタで来ましたかい。ちなみに私、カッちゃんが大好きだったもんで、彼が亡くなった時点で、私のタッチは止まってしまっております。あの後の方が連載長かったのにねえ。
ぶっ倒れて病院に運ばれるぶっさん。け、結局あれは、寝不足なんすか!?息子の身代わりをつとめるパパ公平とか、生中を小にして努力してたと医者に向かって真面目に抗議するアニ&マスターとか、とぼけてますなあ。予告を見たときはかなり暗くなったのにさあ。とは言え、確実に悪くなってるんでしょうけどね。この調子で、オジーも来週はケロっと出てきてくれればいいんですが、どうなんでしょう。
さて、今週の小ツボ。まずは、相変わらずの着メロシリーズ。山口先輩、バレンタインデーキッスですか。季節柄ってことですかい。ぶっさんが美礼先生のところへ持ち込んだ漫画の中に「魁!男塾」があったこと。よ、読みてえかも。スチャダラパーは、分かればもっと面白いんだろうけど、ええと、この人たち誰だっけ?でしかなかったのが残念。公助(46歳)の「おやすみなさいっ」(&先生の「帰ってください!」)ところで、父公助、息子は公平。合わせて助平・・・。ちょっとイヤかも。(2月15日仮up)

2月22日(金) 6回!

その昔、と言っても10年は昔じゃない昔、とある地方都市におはようおじさんと呼ばれるじいさんがいた。おはようおじさんは毎日地元の百貨店を上から下まで回ることを日課としていた。なんでおはようおじさんかというと、彼に会ったら絶対におはようございますと挨拶をしないと機嫌が悪くなり、怒鳴りだしたり大変なことになるからだ。こっちが他のお客さんの相手してようがお構いなし。挨拶さえすれば機嫌よく去ってくれるんだけどね。
戦争に行ってちょっとおかしくなったらしいとか、親戚ん家の世話になっているらしいとか色々噂は聞いたけどほんとのところは知らない。前の日に勝った野球チームの帽子をかぶってきたり、日に何度も来るときはちゃんと着替えてたり、それなりに身ぎれいだったのでちゃんと家には住んでたんだね。一度街中でおはようおじさんを見かけたけど、やっぱり商店街の人たちに挨拶させていた。
ある年の秋、おはようおじさんはご機嫌だった。これから姪っ子だか孫だか忘れたけど親戚の子供の七五三なんだと言っていた。次の日からおはようおじさんは姿を見せなくなった。その日交通事故で亡くなったと地元の新聞に載っていたらしいことは、1週間後に知った。今でも七五三の季節になると思い出す。
オジーを見たとき、おはようおじさんのことを思い出した。あんなに愛されてはいなかったけど。でも誰もが知ってる存在だった。次の年の新入社員はもうおはようおじさんを知らないんだと思ったら何となく寂しい気がしたなあ。

なーんてことを考えつつ挑んだ6回。(前置き長っ)先週からのサスペンスなノリ。私ね、ギリギリまでオジーが死ぬことは無いと思ってました。公式サイトの古田さんのインタビューでもう回想シーンにしか出ないと本人に言われてもまだ、オジーほんとは死んだのかもしれないけど行方不明になるくらいにしてくんないかなと思ってた。オジーの死はぶっさんにとって重要な契機になるんだけどね。ちなみにオジーの死体を見つけたみんながびしょぬれだったのは何故なんでしょう。帽子はもっと前に拾ってなきゃだし、なんかシーンがカットされたんですかねえ。
前半のシーンはほんと泣けた。ぶっさんの表情は言わずもがな、指先にいたるまで切なくて切なくて。オジーの葬式にぶっさんが行かなかったこととか一切説明無いあたりがいいですよねー、このドラマ。皆が戻ってくるとしっかりマフラー巻くぶっさん。装備なんだよねえ。海辺で和田アキ子を歌うぶっさん。ここも指がアップになるのよねー。演出家も分かってるなー。あなたに会えて・・・で歌が切れるとこはベタ過ぎて困った。泣けちゃうじゃんよー。そして助平親子のシーンでトドメをさされる。もうっこの親子ときたら、あんなマヌケな顔で泣かすんじゃないわよっ(八つ当たり)親の前で涙を流すようなみっともないことは出来ないんでしょうね、必死で涙をこらえてて、でも見る見る目が赤くなってく表情の秀逸なことったら。しかし、花まるでの牛乳パン詰め込み〜は、ここの伏線だったのかい?6話なんてあの時点ではまだ撮ってないよねえ。深遠すぎて分からんわ。
このまま泣きの展開に進まないとこがこのドラマのすごいとこ。岡本夏生に笑かされ、彼女〜のくだりの妙に可愛いぶっさんにうひゃうひゃ言い、「なっち」に踊らされる猫田の猫っぷりにまた笑い、ああ〜キャッツはこれでなくちゃ。戻ってきたぶっさんに、心底嬉しそうな4人。見てる方も同じ気持ちなのよねん。
もうツボ死ぬほどあるんですけど、いちいち書き出すのもバカみたいなのでちょっとだけ。木更津ホールの「木更津の宝 オジー追悼公演」看板。ほんの一瞬しか映らないけど、これがあるからローズの「張り切りすぎちゃって」があるのよね。でもヘルニアじゃ、おぶわれる方がよほどつらいと思うのだけど。ぷろでゅーさんは、ドラマでもニセプロデューサー。クドカン、がっこも見てたのか。ダニーケニーシガニーは元ネタあるんでしょうか。ディナーショー会場でモー子に会っちゃったときのアニバンビ。だんだん小さくなるバンビがアニと顔を見合すとこ〜♪この二人って仲よさそうね。アニの「はぁ?!」も好き〜。そう言えば、アニから聞いたと言われたときの助平親子のリアクションがまったく同じなとこ。今となっては台本に無くても同じになりそうっすね。今回の裏はぶっさん!(でもやっぱりうっちー)「ほんとに大変だった」の意味ってば・・・。「俺のせいか?」ぶっさんは、アニの時と全く同じ表情。岡田さんてば考えてるわね〜。抱きついてくるモー子に対する態度も、「赤い橋」の時と一緒だわね。一瞬でモー子のウェイトレス姿をざっと見てちょっと嬉しそうなのがバカで好きだわ。ちなみにあの場でのうっちーの役割って何だったんでしょう。最後のアニ♪は爆笑でしたが。
来週の予告も何だか期待大ですわね。ああ〜月曜のエキストラ行きたかった〜(泣)朝から深夜までかなり過酷な撮影だったみたいですけど。
そうそう、今回最後にぶっさんはオジーの帽子をかぶりますが、これはこの後マフラーと共にぶっさんの防具の一つになったりするのかしら。抗がん剤で髪が抜けたり・・・なんてことがあるのかどうか分からないけど、そんな想像をしたらとても切なくなってしまったな。ああもうあと3回しか無いのね・・・。(2002/2/22UP)

3月1日(金) 7回!

なーんかバカバカしくてずーっと笑っちゃった7回。好きだなあ。いつもの回だとバカばっかりやっててもどこかホロっとさせられたりってことがあったのだけど、今回はひたすらバカに徹してて、ある意味潔いかも。

予告時点から楽しみでしょうがなかったぶっさんとモー子のラブシーン(謎)。最後にヤったのが高3って要は卒業した後は女の子との接点無かったっちゅうことやね。毎日毎日キャッツ(−バンビ)でダラダラ日を過ごしてたんすかね。って余計なお世話。だいたいマスターはいつから居酒屋のマスターになったんでしょかね。未成年の内は無理だろて。どんどん話がずれていくな。ま、ケダモノ親子ってことで。

で、氣志團。キャッツアイ始まる前からゲストとして出るという話があり、えーあのキワモノっぽいバンドでしょー?ゲストとかってヤダなあと思ってたのだけど、今までのゲストの絡み方を見てたら楽しみになってました。よろしくメカドックって去年の夏コンでイノも言ってなかったけ。ぺろろんとヤツはいくつだって話をしたような記憶が。メカドックといい、そもそもの楽曲と言い、懐かしい雰囲気のバンドですな。だいたい美礼先生がかばんにつけてたバッチ自体、BOOWYのパクリやん。これからもSEX、DRAG、やっさいもっさいで頑張ってくり。ちなみにローズは何で自分の息子が甘えんぼハウスにいることを知らなかったんでしょ。産んだハナから敏腕(?)マネージャーに持ってかれちゃったのかしらん。

ゲストと言えば加藤鷹。流石にアタクシご本人ご出演のビデオは見たことありませんが、名前は知ってる。10年くらい前、別冊宝島でインタビューに答えていらしたのだけど、その受け答えが至極まっとうで、ほえ〜と思った記憶がある。未だ現役なんですねー。

今回お話がむちゃくちゃなので、どうもまとまらない。(いつもだって)
ぶっさんツボは、バンビに必死に言い訳してるとこですかね。もうぶっさんの中に何人キャラがいるんだって感じで。「知らない」が一番可愛かった〜(バカ)ぷーっとふくれるバンビも可愛かったね。

ローズ姉さんと何だかうまくいっちゃった公助パパ。息子がいなくなっても寂しくなくてよかったね・・・と言うか、余命いくばくも無い(はず)の息子がいるというのに、息子そっちのけかい。まったくとぼけたドラマだよなあ。(2002/03/05up)

3月8日(金) 8回!

もうあと残すところ2回しかないキャッツ。ぶっさんがガンを宣告されてから3ヶ月の回。
いきなり救急車のシーンで始まって、すわ1回目のシーン再びか!と思いきやセツ子さん食中毒っすか。マスターもはや3人目でそんな慌てるかね。野球狂の詩を閉めないで〜とマスターにすがりつくぶっさんは、不思議な可愛らしさでおやおやと思ってたら、すぐその後、「可愛い顔見せて損したぜ、ちっ。」てな表情に変わったのがとっても笑えましたな。
あと3ヶ月で何が出来るかノートに書き出すぶっさん。3ヶ月前の再現っすね。惜しむらくは、第2回と同じように、ノートに書いた文字だけ見せて欲しかった。ぶっさんにわざわざ「とりあえず一発」とか読み上げられてもな。演出の人が違うからしょうがないけど。

木曜に届いたうっちーからのキャッツメールで、「うっちーのセリフは全て字幕付き」とかあって、まーた何をほざいてやがるんだかと思ってたら、ほんとに字幕だよ〜。いや笑かしていただきました。うっちーのパパが渡辺いっけいちゅうのもかなりツボ。しかもうっちーの下はみんなチビッコ。再婚か?やっぱり謎なうっちー、おいしいねえ。
なんてとこは余興で、今回は「魔性の女」に惑わされるキャッツ+アニキ(−バンビ)編。YOUが魔性の女ってのはどうかと思うけど、フェロモン系でも困っちゃうので、キャッツらしくていいのかなと。アサリちゃんと何気にいいことになってるぶっさん、一方美礼先生を団長に木更津キャッツアイセピアが結成され・・・。一方バンビ&モー子はひたすら初えっちの場所を求めて彷徨う日々。今回かなりお子様禁止の内容でしたわねえ。今時のえっちほてるってあんな窓だのバルコニーだのあるんですか。などとババアな感想を持ったり。

今回は、本人達も言ってましたがキャッツアイとしては何にも出来なかった回ですが、ぶっさんと岡田がとってもシンクロしてたなあと思ったのだけど。仲間はそれぞれ何かしらの道(ってほどでもないけど)この先も続く道を歩き出し、親まで新たな人生を見つける中、一人自分に残された時間、自分がいなくなった後を思うぶっさんの寂しさがとてもせつなくて、またそういう表情がうまいから岡田さん。「ぶっちゃけたところ俺死んでなんか困ることある?」とオジー像に向かって自問自答するぶっさんの姿は、いつも自分の居場所を考えている岡田に重なる。「木更津はもういいから、誰も知らない土地で死にたい」というのも言いそう。美礼先生に「もう十分生きたから」って言うとこはちょっと泣ける・・・はずなのにその後すぐギャグにもってってくれるからうかつに泣けないのよね。このドラマ。残される父親の為にヘアカットカタログを切り抜きながらぶっさんは何を考えていたのかなあ。(この切り抜き方が必要以上に几帳面でオカダだなあ〜と笑ってしまった)
てなことで、最後のカット。バーバー田淵のあんなとこに5人の写真なんてあったっけ?と視聴者に不審に思わせ、その隣にパパとローズの新婚写真、 そして・・・。やられた。声も出ないとはこのことだ。
くっそーっ。あと1回、思いっきり笑って泣かしてもらいますぜ!(2002/3/10up)

3月15日(金) 9回!

とうとうの最終回。3ヶ月あっという間だよう。この1週間最終回のことしか考えてなかったよう。直前の磯Pからのキャッツメールに爆笑と号泣の連続とあって、居ても立っても居られない状態。号泣準備万端じゃあっ。

しょっぱなぶっさんの3回忌。ああ、ぶっさんは本当に死んじゃってるのね。アニの髪が黒くなってるし。マスターはそのままだけど。マスターの子供は「こうへい」だし(泣)
海辺で一人泣くぶっさんとか、美礼先生の隣で泣いちゃうぶっさんとかでもう十分ウルウル来てるとこ、「エロ本読みたくなったら」と自分の死後に伏線を張るぶっさんにまず号泣1回目。

ところが、このまま泣かせてくれないのがこのドラマ。古典的な落とし穴により「拉致られる」ぶっさん。ちなみに「13日の金曜日」って実は見たことないんですけど、ジェイソンは網で捕獲されたりするんですか?ジェイソンだめ、いらないって言うバンビの言い方が先週の北枕だめってのと同じで結構ツボ。流石に自転車では来ないだろうと思ったけど手漕ぎボートで東京湾横断のうっちーに拍手。またアニの車にあぶれることが後々の伏線になるとこがすげいや。
裸足でお台場を走り回る野人(シャツの裾出てるし)はあまりにサルで個人的には大喜び。靴買ってあげるから〜と泣くバンビ。一方海辺に落っことされた靴(かたっぽ)をながめ、あらぬ想像をするオトナ(?)たち。ああやって見ると男の子の靴って大きいねえ。
最後のゲスト妻夫木くん扮するリトル山田登場。女癖の悪い山田の尻拭いに日本全国を奔走するキャッツ。ぶっさん木更津を一歩も出たこと無かったのにいきなり名古屋大阪っすか。言いなりになってる理由が4、5歳の頃の約束ってとこがいいねえ。それにつきあってあげるキャッツに全く無理が無いのは今までの8話で作られてきた世界があるから。後の話だけどその約束をちゃんと覚えてる山田もいいやつ〜。

木更津に戻ってきてからは怒涛の展開。海辺で倒れたっきり動けなくなったぶっさんを抱え起こすのは公助パパ。息子のことをくんづけで呼んでたパパが初めて「公平」と言ったシーンは、今まで友達親子と言えば聞こえはいいけど、何となく親子の区切りをつけちゃうことに自信の無かった公助パパが、父親として息子を見送る決意をしたことの表れのように思われたのだけど、それをぶっさんの「呼び捨て」ってセリフ一つで表現されちゃうんだもんな。すごいよ、この脚本。1話で初めてパパが「公平君」と呼ぶのを見たときからの違和感がすっきりした瞬間でした。

ボロボロの状態で一塁まで走り、そのまま救急車で病院に運び込まれるぶっさん。3ヶ月前の俺も登場。てーことは、1回目に疑問だったのだけどやっぱりまだ3ヶ月しか経ってないのよね。余命半年って言われてて、そりゃあ予定以上に急速に悪くなっちゃうこともあるけど3ヶ月で死んじゃって皆何でとか思わないのか!?と内心思いつつ、でも怒涛の展開に巻き込まれる私。てーか、今にも死にそうな病人の枕元でやっぱりバカなことばっかり言ってるキャッツな人たち&ぶっさんの声にならないツッコミについ笑っちゃって、文字通り泣き笑い状態。そしてやっぱり号泣。
粛々と進む葬儀の準備・・・と思ったらやっぱりあったよ、延長10回!最後の最後までやってくれるよ、ほんと。最後までうっちーおいしいとこどりだし。

私としては、かなり理想的な終り方だったんですが、皆様はいかがでしたでしょう?皆に見守られて死ぬってのは、このドラマでは絶対無い、いや実際は見守られてたかもしんないけど、その場面は出て来ず、いきなりもう死んだことになってる(それこそ今回の冒頭みたいにね)てな感じがいいなあというのが私の希望でしたの。うっちーの怪しい英語で語られるぶっさんの最期。映画みたいじゃーん。

ということで、とうとう終ってしまいました。3ヶ月間、ほんと楽しかった。岡田がもしかして出ていなかったとしても私はこのドラマが好きだったと思うけど、でも大好きな岡田さんがキャッツの一員でいてくれて本当によかった。今となってはキャッツはこの5人じゃなきゃ考えられない。普段の岡田の立ち居振る舞いを知ってる私達から見ればぶっさんは、だ、大丈夫か岡田?と心配になっちゃうようなぶち切れた役だったけど、そんな役を岡田さんに敢えてあててくれた磯Pとクドカンに感謝。IWGPはいまだにレンタル屋で全話揃ってるの見たことないくらいのドラマですが、キャッツアイも長く語り継がれてくれるといいなあ。あー、「ほんと、よかった」。(2002/3/15UP)

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