サイトを初めて1年と少々。中途半端な時期ではございますが、何となく過去語りなど。

ファンになるまで
私が初めてオカダジュンイチの名前を知ったのは、99年の夏というか秋のことでございました。たまたま旅行先でぼーっと見ていたTOKIOの番組「THE鉄腕DASH!」の「3000円でどこまで行けるか対決」にカミがゲストで出てきた回ですな。その時点での私は、V6というグループ名と、年寄りチームと若者チームがあるらしいというくらいの知識しか持ち合わせておらず、カミセンのメンバーなど、大河ドラマに出ていらした森田さんをかろうじて、あとの二人はまるで・・・という状態でございました。なので特に何の感慨もなく見ていた訳ですよ。
ところが、約1名、何だか不思議な動きをするコドモがいるぢゃーありませんか。太一に付いて行くという逆転発想(?)、案の定簡単に撒かれてからは、箱根行きたいなーのロープウェー乗りたいのスワンボート乗りたいのとあっちゅう間に散財(ボートはお金足りなかったんだっけ?)。ゲームの趣旨を全く無視した遠足のお子様状態。大口開けておにぎりほおばる様子がものごつ可愛らしく、終いにはよそ様の家に上がりこみ、リンゴだかナシだかいただいて、「V6?知らんなー」などと言われている岡田准一18歳。それはそれは可愛らしゅうございました。
この時点でかわいーわねと普通のお茶の間ファンになっておれば今の私はなかったかもしれません。対決の後、スタジオに戻って「コンサート会場から中継〜」と映し出されたカミセン。私が可愛いと思ってたボヤボヤした子は、ど金髪になってまして。特に何の恨みがある訳でも無いんですが、私、金髪の男が嫌いで嫌いで。ふん、しょせんこいつもジャニタレだったわけね。と一気に熱が下降してしまったもんです。今思えば少年オカダ生チャレンジの頃の決意の金(銀)髪だったんですねえ。

そうは言いながらも、たまにテレビで見かけると、あ、岡田、と思うくらいには意識しつつ2000年。たまたまGWに遊びに来た友達とジャニ話になり、Vで好きなのって〜?うーん岡田かなあ?と久しぶりに見たV6の番組で小僧ははめっちんぐ野郎になっておりました。なんだこいつわ。かーわいーけど。でもやっぱり金髪なのか。
なんとなくマッハを毎週見るようになって4回目が運命の回(大袈裟)のNY逆はめっちんぐ。
「V6として歌と踊りは守って行かなきゃいけない」・・・・かーっ、これでやられましたあたくし。大真面目にこんなくっさいことが言えるこの子ってこの子って・・・!何故こんなにツボ入っちゃったかは今となっては分からない。同じセリフを岡田さんが言うのを今聞いたら、ここまでのファンにならなかったかもしれない。私には、これが絶妙のタイミングだったんだと思います。イマイチ売れてるんだかもよく分からないジャニタレごときが何を青臭いことを言っておるんじゃ、などと口では言いながら私の生活はこの日を境にぱっきり変わっちゃったんです。あと、この回はトニの岡田可愛がりようがとっても伝わってきて良かったですねー。

夢うつつの日々
とりあえずはインターネットで情報集めまくり。便利な時代になったもんです。岡田さんが一番年下なのも、どんな経歴なのかもネットのおかげで知ることが出来ました。随分一般的なジャニっ子とは違う道を歩んで来た子だったのね。私の見込んだだけのことはあるわ。(はあ?)
CDにも手を出す。まさかジャニのアルバムを買うことがあるなんて思いもしなかったわ。とりあえず買ったのは中古のNATURISM。カミセンだけでコンサートをやるらしいという話もこの頃ラジオで聞く。だ、大丈夫なの?少なくともNATURISMを聴く限りでは、カミだけでは到底場がもちそうに・・・・。と正直に思うジャニ歌初心者の私でございました。9月にはご近所に出来るさいたまアリーナでV6のコンサートもあるらしい。こちらはファンクラブ入ってなくても申し込めるらしい。一人で行くのもちょっと不安なのでぺろろんを無理やり誘って1公演申し込む。ああドキドキ。
しかしながら岡田熱は上がる一方。ど、どんなにお寒い状態だとしても(と決め付けている)やっぱり拝んでみたい生オカダ。しかし私の休みは火曜日曜。2000年カミツアーの日程でこれに当てはまるのは名古屋福岡静岡。福岡はもちろん却下として、名古屋・・・。ひ、日帰り圏内か?でも静岡はまるっきりお盆時期なので帰省しなくちゃなんないしなー。やっぱり名古屋?
おそるおそるジャニ関連の掲示板などのぞいてみたり。芝居関係でチケット掲示板を利用したことはありましたが、ジャニーズはもちろん初めて。とりあえず「名古屋1枚譲って下さい」と書き込み。あ〜やっちゃったよ。でも相手にされないかもしれないしね。ところが早々にメールが届く。しかも都合よく1部2部それぞれ。こ、これにお返事しちゃうと私ったら三十路越した分際で初ジャニーズコンサート?正気か?>自分。一晩寝ずに(ウソ)考えた挙句、やっぱり行かねばと覚悟を決め、それぞれの方にお返事。いい年こいて今更岡田にハマってしまったジャニ初心者なんです〜などといらんことまで書く。意外だったのが、奇しくもどちらの方からも「何で今時Vなんですか」と聞かれたこと。前の年に嵐がデビューしたりジュニアに移行するファンがとりわけ多かった時期だったようで。事情(笑)を説明すると大変歓迎していただけました。で、1部のチケットを譲っていただく方が私も岡田ファンなんですよ、よかったらコンサート前にご一緒しませんかと言って下さる。こちとら超初心者ですから一も二も無く是非ともとお願い。聞くと年も(そんなには)違わないし。
そもそもアイドルさんとは到底縁が無さそうだったくらんがいきなりV6、しかも地元ならともかく名古屋へコンサートに行くだあ?と動揺を隠し切れない周囲の目を無視し、いそいそと名古屋行きの準備をする私。どうせだったら曲知ってる方が楽しいに決まってるので方々の皆様のレポで曲目をチェック。既にアルバムは全部集めた(いつの間に?)。シングルにしか入ってないらしい曲などもあるので出来る限りレンタルなどで集めてカミコン演奏曲目テープを作成。集められなかった曲も多数ありましたがとりあえずこれで予習。我ながらよくやると思うよ。この脳みそ腐りそうなくらいに可愛らしい曲の数々を聞かされる訳?そんな中、おや、これは?と思ったのは「WILD STYLE」。この剛でも健でもない声は岡田?(まだその程度の聞き分けしか出来ていない) その時点で一番新しい曲です。今のカミセンってこうなの?ちょっと期待してもいいかしら〜♪
初めての人と会うために、それまで持たない主義だった携帯もゲット。毎日テープを聴きまくったおかげですっかりコンサートモードでいよいよ当日。新幹線乗ってる間もうわーほんとに向ってるよーと内心ドキドキ。名古屋駅で待ち合わせ、で、後はひたすらくっついて歩く・・・ってそれから2年経った今でも金魚のフンなんですが。
コンサート自体は一人で入ったんですが、隣の高校生くらいの二人組の発言にはべっくらしました。「カミセンファンって結構いるんだねー」2000年夏頃ってこんな状態だったんですよー。上記お二人の「どうして」発言にもちょっと納得。でも始まってしまえば・・・
2000年のカミコンの素晴らしさについては、有難いことに「VERY HAPPY」が出ていますので説明するべくもないですね。おかげさまですっかりどハマリのファンいっちょあがりってとこで。あとはすっかり泥沼です(笑)。お盆だから行けないよなあと思ってた静岡カミコンも当然のように行くことに。一公演しか申し込んでなかった玉アリVコンも探すことに。

今、私がこんなところで岡田語りをするまでには、たくさんの偶然が重なってるんだなと思います。あの時のDASHを見なかったら私がV6を知ることはもしかしたら無かったかもしれないし(でもIWGPにはハマってたからクドカンつながりでキャッツを見て去年の今頃岡田ファンになってたかもね)、いいタイミングでカミコンが無かったら玉アリの豆粒な人たちを見てまあこんなもんかで終ったかもしれないし、何よりも最初知り合った岡田ファンが今でもお付き合いしてる彼女でなかったら絶対に今の私はありません。ハマッたばっかりでただただ可愛いね可愛いねと騒ぐか要領を得ない質問ばかりの私の話をうんうんと聞いてくれて、これは絶対見とくべきとビデオをしこたま見せてくれて、次のコンサートもどう?と誘ってくれて、もうほんとお世話になりっぱなし。玉アリチケットがご縁でお友達になった方も加え、二人を家にお招きして徹夜でビデオ大会とかねー。
自分では遅れてきたVファンだと思っているんですが、メンバーの活動が多岐に亘るにつれ、ファンへの入り口も色々と増え、新しくファンになってくれる方もいらしたりして、不思議な感じがします。あまり初心者に優しい作りにはなっていないばかりか、辛口と言われることの多い当サイトでございますが、これからもよしなにお願いいたします。(書いてる本人は辛口どころか、これ以上甘くしてどうするくらいのつもりなんだけどなあ)(03.1.28UP)

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